講師のアタマのナカ

指導者といえど、子ども本人の選択に立ち入ってはいけない

スポーツの指導というと、厳しい言葉で追い詰めるような「根性練習」がいまも根強く残っています。

たしかにコーチの教えを100%まもり、ただひたすらに練習に耐えていけば上達することでしょう。

しかしJJRA名古屋なわとび教室では、こうした指導者に依存した指導法をに否定的です。

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自らで選ぶことを優先する

JJRA名古屋なわとび教室には、全日本大会に出場して上位を狙えるレベルの生徒が何人もいます。

しかしここで「あなたは全日本大会に出場して優勝を狙いなさい!!」と指示をだすのは違うと考えています。だってこれ、本人の意志で選んでないんです。

全日本大会に出るのも、優勝を狙うのも自由です。でも他人がその目標を強制してはいけない。本人の意志で選んで初めて自由なのです。

生徒はコーチの歯車ではない

教室の生徒が成績を納めれば、指導者としての価値が上がります。教室の生徒が増えるかもしれません。

でもこれは生徒を歯車として見ている態度に他なりません。本人の欲のため、出世のために生徒を利用しているだけ。本当に必要なのは私利私欲のための歯車としての優秀な生徒とも言えます。

たしかに生徒が活躍するのは喜ばしいことです。教えてる立場としては、自分のことよりも嬉しいです。

しかしそれはあくまで、一人の人間としての生徒が本人の意志で選んだことへの賞賛と喜びでであるべきと考えています。

本人の意志があれば、どれでも提案する

生徒の中で「全日本大会ん出場したい!」という気持ちがあるなら、その思いに応えるための提案をします。

反対にどれだけ上手な生徒であっても、気持ちが無いのであれば全日本大会を勧めることはしません。

最後に選ぶのは一人の人間としての生徒。教える立場であろうと、相手が子どもであろうと、本人が選択するべき領域に踏み入ってはいけないと思うのです。