講師のアタマのナカ

縄跳び大会ってなにで競うの?小学生から出場できる全国大会や世界大会を紹介

縄跳びが小学校の授業だけと思っていませんか?

そんなことありません。縄跳びには地域や全国規模の大会があるですよ。

さらにはアジア大会、世界大会といった国際大会も開催されていて、日本人は世界で高い評価を受けています。

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縄跳び大会にはたくさんの種類がある

一口に縄跳びの大会といってもたくさんの種類があります。

大きく分類すると、

  • 大縄・長縄の大会
  • ダブルダッチの大会
  • 単縄(1人跳び)の大会

の3つがありあす。
それぞれ地域や教育委員会が主催する大会もありますし、地区規模で開催されるモノもあります。

各大会の地域独自のルールを採用し、種目も地域ごとにマチマチ。ただ多くの大会では回数を計測する種目が取り入れられ、二重跳びの回数や時間跳び、8の字跳びの計測などが盛んに実施されています。

縄跳び大会の競技とルール

ルールは地域や大会によって変化します。ただほとんどは回数を競う大会です。

「二重跳びを跳んで、引っかかるまでで何回跳べるかを競う」
「30秒間で駆け足とびが何回飛べるかを競う」

といったシンプルなものが多く、大会によっては三重跳びや四重跳びといったハイレベルな種目も。

新しく演技を評価する大会が増えている

ダブルダッチをご存知でしょうか?二本の縄跳びを使った長縄のことで、近年では中高生を中心に全国的に広がっている縄跳びです。

年々ダブルダッチの大会は増え続けており、個人で開催するイベント的な大会も増えています。ダブルダッチの特徴として演技して採点する形式をほぼすべての大会が取り入れていること。これは技の難易度や構成、演技の出来栄えなどを評価して順位をつける「フュージョン」と呼ばれる種目です。

ダブルダッチは全国規模で開催する大会も複数あり、それぞれで日本代表を選抜して毎年多くのチームを海外に派遣しています。

全日本大会は小学生から出場できる

一方で単縄には地域大会こそ多いものの国際規模で統一のルールを使っている全国大会は全日本ロープスキッピング選手権大会だけです。

日本ロープスキッピング連盟(JRSF)が毎年1回開催し、全国から縄跳び競技の選手が集結します。大会の上位選手は各年の上位大会の日本代表に選抜されます。

一人跳びで全国規模、また代表予選になっている大会は全日本ロープスキッピング選手権大会だけです。

誰でも全日本大会は出れる!?

2017年現在、全日本ロープスキッピング選手権大会は第12回目を迎える伝統ある大会です。

しかし今でも全日本大会は募集時期に申し込めば誰でも出場ができる大会なんですよ。各地方の予選もなく、いきなり全国大会に出場ができるのは珍しいですよね。

とはいっても全国大会。トップ選手は世界レベルの人達ばかりで、三重跳びや四重跳びはもちろん、超人的な演技を繰り出す人達ばかり。

日本選手は世界的にも評価が高く、団体戦では世界チャンピオンを排出するほどの強豪国なんです。

アジア大会・世界大会で日本人は有名

日本代表で海外大会に出場する選手は、各国で非常に評価が高い。

なかでもダブルダッチはJapanese Styleとよばれ、一世を風靡するほどの威力でした。単縄も近年は世界大会で存在感を増しつつあり、日本からもメダル争いができる選手が多く生まれました。

全日本ロープスキッピング選手権大会の上位大会である「アジアロープスキッピング選手権大会」と「世界ロープスキッピング選手権大会」は隔年で交互に開催されます。各大会はそれぞれ国際組織が運営し多い時は30カ国以上、1000名を超える選手が世界各国から出場します。

小学生だから…は古い

いまや縄跳び競技は世界規模のスポーツに発展しています。国際大会には小学生でも積極的に参加し、諸外国の選手と英語で交流をしています。

小学生だから・・・子どもだから・・・というのは時代遅れです。

このスクールの生徒も2名が2017年アジア大会の日本代表候補に選抜され、1名が本選抜で出場が決定しました。

縄跳びは他のスポーツに比べれば人口が少ないかもしれません。だからこそ、小学生であっても本気でやれば代表選手として日の丸を背負う経験ができる可能性が高いのです。